十三夜さんまた会いましょうね 「恋人よ♪~月に願いを込めて」 月よりだんご?
先日十三夜について友人に伝えたところ、「きれいな写真が撮れた、教えてくれてありがとう」。という便りやある女友達からは「十三夜さんまた会いましょうね」と語りかけたというメールが届いた。
たわいもないことに、うれしく思った。
最近私は自然や風物・景色を見て感じることがある。
「この美しい十三夜はまた見ることができるのだろうか」。
また桜が散るのを見て、「自分は来年もこの桜を見ることができるのであろうか」。
平成枯れすすきの独白也。
そんな悲観的、マイナス思考から見ると
「また会いましょう」とはステキな言葉である。
See you next time ! See you again! またね~。(Take it easy~!もありかな)
なんと希望に満ちた言葉であろうか。その方のモットーは「人生は一度キリッ。楽しまなくっちゃ」だということだそうだ。いいですね。
同じ月を見てもこれだけ生き方、感じ方が違うのである。
これぞ正しく、「月とすっぽん」というべきか。
なんだか人生得した感じである。そこで なぜかアルカイックスマイル?
そこで昔、遠距離恋愛中に彼女と交わした約束を思い出した。
「毎晩9時にお互いを思浮かべ、月に向かって〇〇さん愛してる」と呟く事。
夢でもし逢えたら♪~
今宵の十三夜を眺めながら、訳あって別れた恋人のことに思いをはせた。
恋人よ♪~
☆彡サービスの付録
十五夜と十三夜と十日夜について
十三夜(じゅうさんや)とは
のちの月ともいう。太陰暦の毎月 13日の夜,またその夜の月のことをいう。狭義には8月 15日の夜 (→十五夜 ) に次いで月見が行われる太陰暦9月 13日の夜のことをいう。十三夜の月見には,収穫期に入るくりや豆を供えるところから,くり名月,豆名月の名もある。
お月見といえば十五夜が定番ですが、他にも十三夜、十日夜のお月見行事があります。
昔からこの3日間が晴れると良いことがあるとされています。
十三夜は十五夜に次いで美しい月だと言われているため、中秋の名月(十五夜)から約1か月後に巡ってくる十三夜のお月見を昔から大切にしていて、十五夜または十三夜のどちらか一方しか観ないことを「片見月」「片月見」と呼び、縁起が悪いこととしていました。
また、十三夜には栗や枝豆を供えることから「栗名月」「豆名月」ともいいます。
●過ごし方
すすきや秋の七草を飾ります。
・団子13個と大豆や栗を中心にした、秋の農作物や果物をお供えします。
・縁側や窓辺など、お月様の見えるところにお供えしましょう。
※すすきの本数など、決まりごとはありません。秋の七草のどれかを添えたりして、自分スタイルのお花を飾ってください。
月見団子
形は、地方によって様々。全国的にはまん丸のものが一般的のようですが、里芋を模した細長いものなど、いろいろな種類があります。
京都を中心にした関西は、細長いお団子の中央に餡を巻いて、雲のかかった月を表現したお団子です。
秋の七草
萩(はぎ)・桔梗(ききょう)・葛(くず)・撫子(なでしこ)・尾花(おばな※「すすき」のこと)・女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)
春の七草はお粥にしていただきますが、秋の七草は見て楽しみます。
★十日夜(とおかんや)について
案山子(かかし)は田の神様。案山子にお供えものをしてお月見をしてもらうのは、十日夜に天に帰るからという言い伝えもあるそうです。
十日夜とは旧暦10月10日に行われる収穫祭で、東日本を中心に行われています(西日本では旧暦10月亥の子の日や11月に、類似する収穫の行事を行います)。
その内容は地方によって様々ですが、稲の刈り取りが終わって田の神様が山に帰る日とされているため、稲の収穫を祝ってお餅をついて食べたり、稲の茎をたばねた「わらづと 」や「わら鉄砲」で地面を叩きながら唱えごとをして地面の神を励まし、作物にいたずらをするモグラを追い払います。また、「かかしあげ」といって田んぼを見守ってくれたかかしにお供えものをし、かかしにお月見をさせてあげる地方もあります。
十日夜はお月見がメインではないため、月齢に関係なく新暦の11月10日に祭りを実施する地方が多いようですが、昔から十五夜、十三夜、十日夜の3日間が晴れてお月見ができると縁起が良いとされています。