花鳥風月・季節とともに暮らす喜怒哀楽365日

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11月8日の『徳島県れんこんの日』に寄せて コウノトリが運んできた「幸せのレンコン・阿波白秀」に期待

11月8日は『徳島県れんこんの日』 です。

福島県のブランド農産物として知られる蓮根をPRしようと、「JA全農とくしま」に事務局を置く「徳島県れんこん消費拡大協議会」が制定。
徳島県の蓮根は京阪神の主要な卸売市場では第一位の占有率を誇っており、年末をピークに周年出荷しています。

日付は、出荷量が増え、品質もしっかりしている時期であり、11と8で「いいはす=良い蓮」と読む語呂合わせからです。


徳島県では、吉野川下流域を中心に「備中系」、「だるま系」と呼ばれる品種のれんこんが栽培されています。
独特の香りと色が白く、シャキシャキ、ホクホクとした歯ざわりの良さが特長です。

生の肉質は厚くて歯切れよく、煮炊きすれば粉質に富んだ淡泊な味わいになります。

露地栽培やハウス、トンネル栽培を組み合わせて、ほぼ一年を通して出荷されています。
徳島県のれんこんの収穫量は全国第2位。大阪中央卸売市場では、約90パーセントという圧倒的なシェアを誇っています。

れんこんは穴があいているので「見通しがきく」というところから、縁起物として、「おせち料理」に欠かせない野菜のひとつです。

「徳島産れんこん」は、ツヤツヤとした光沢と白さが美しいと評判です。
レンコンはみずみずしく自然な淡黄色で、丸くて傷のないものを選びましょう。

カットされているものは穴の中が黒ずんでいないものが良品です。
和・洋・中、どんな料理にもよくなじむ淡泊さが持ち味です。

 

 食べればシャキシャキと歯切れよく、口ざわりやわらか。和・洋・中華、そしてどんな調理法にもよくなじむ、JA大津のれんこんをぜひご賞味ください。

●「れんこん」の栄養
淡色野菜の中でもビタミンCが豊富です。
加えて、食物繊維も多く含まれ、腸の働きをスムーズにします。
その他、老化防止、止血効果もある栄養野菜です。風味だけでなく、健康面でも積極的にとりたい一品です。

 れんこんは鉄分・タンニン・ビタミンC・カリウムが含まれ栄養に富んでいます。特に昔から風邪の予防と咳止めのほか、血液の浄化と増血作用などに効果があるとされています。また野菜としては珍しく、肝臓の働きを助けるビタミンB12も含まれています。


■阿波白秀について
徳島県で阿波白秀が本格栽培に向けて徳島県立農林水産総合技術支援センターから鳴門市の畑に移植されました。

種レンコンを増やして2017年に農家に販売、2017年秋の出荷を目指しています。


農林水産総合技術支援センターの2アールの試験農場で育てられた種レンコン500本を丁寧に掘り出し、鳴門市大麻町の約15ヘクタールの畑に植え替えました。

2017年3月に5千本の収穫を見込んでいます。

阿波白秀は、8月下旬に露地栽培の収穫を始められるのが特長です。

主力品種の備中より1カ月ほど早く、台風被害のリスクを軽減できると期待されています。

レンコン農家さんは「2年連続の台風被害でレンコンの収量が3~4割減った人もいた。徳島を代表する品種に育ってほしい」と話しています。

★「阿波白秀」は、徳島県立農林水産総合技術支援センターが開発したレンコンの新品種です。

徳島県農林水産総合技術支援センターが、平成18年から台 風による被害軽減と従来の早生品種より収穫量が増す新品種の開発に取り組 んできたもので、11月5日に農林水産省へ「品種登録出願」を行いました。

 

「阿波白秀」は、在来の早生品種 「ロータス」と「オオジロ」を交配さ せ開発したものです。

徳島県県内の主力品種「備中」に比べ、収 穫時期が1ヶ月程度早い8月下旬から なので、台風の被害リスクを下げるこ とができる上に、収穫量は2割程度多 く見込まれます。食味・食感・色は、 甘さ・固さ・歯ざわり・断面の色とも に同等など優れた特徴を数多く備えて います。

十分肥大した「阿波白秀」(9月上旬) また、露地栽培より収穫時期を早め る「ハウス栽培」や「トンネル栽培」 にも適しています。それらの栽培の従 来の品種である「ロータス」・「オオ ジロ」より収穫量の向上が見込まれま す。

県産れんこんは、全国2位の出荷量 (平成26年産で4,550トン)を誇って いますが、収穫量のさらなる増加が期 待されます。 徳島県では、平成30年頃の品種登録を目指すとともに、「早期出荷できる中 心品種として、多くの人に愛されるようブランド力向上に努めたい。」として います。

レンコンは穴が開いていて先が見通せる縁起がいいということで 県産れんこんは京阪神市場では(シェア)1位なんです。


 そして、吉野川の豊かな水量と、肥沃な粘土質の土壌で栽培をされる「徳島れんこん」、特に色白でということで女性の皆さん方は「そういう風になりたいな」とよく言われる。

 あと違う点は花の色で、「備中」の場合には全体がピンク、そして「阿波白秀」の場合には全体が白なんですが、エッジのところにピンクが入っているという、可憐な感じがするということです。

「阿波白秀」は「備中」に比べるとやや太く、短い形状となっておりますが、その分甘さ、あるいはしゃきしゃき感、この食味・食感は、「備中」と同等以上の高い評価です。

収穫量は「備中」に比べると「阿波白秀」のほうが2割程度多いということが試験結果では出ているとのことです。

 こうした意味で「徳島生まれの、白い花、また、秀でたレンコン」ということで、「阿波白秀」と名前を付けた。

去る11月5日、農林水産省のほうに品の種登録出願を既に行っている。

 今後、主力品種「備中」を補完をしていく品種とまずは位置づけ、早期出荷作型の中心品種として普及に努めていきたいという。

『鳴門市には、幸せを運ぶと言われているコウノトリ、こちらが営巣し繁殖への期待が高まっているところでありまして、まさに「阿波白秀」が、コウノトリが運んできていただいた「幸せのレンコン」となり、広く多くの皆さん方に愛されるブランドに成長できるように努めていきたいと担当者は語っている。