花鳥風月・季節とともに暮らす喜怒哀楽365日

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10月31日のハロウィンと日本の季節祭事について

ハロウィンと日本の季節祭事

毎年10月31日はハロウィンの日です。

★ハロウィン、あるいは、ハロウィーン(英: Halloween または Hallowe'en)とは、毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている祭のこと。もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったが、現代では特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。

カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがある。
しかしキリスト教の祭ではない様です。

ハロウィンは日本でも年々盛り上がり、仮装姿は秋の風物詩となってきました。

子供たちにとっては楽しい催事の一つでしょうから大いに楽しんでもらいたいですね。

処でハロウィンは外国だけの季節催事かと思いきや、日本にもあったのです。

ローソクもらいや節分お化けそしてコスプレ等がありました。

それらを少し紹介いたします。


★ローソクもらい - 北海道にて七夕に行われる当行事と類似した行事。
ローソクもらいは、7月7日もしくは月遅れの8月7日の七夕に北海道で行われる行事である。「ローソク出せ」とも呼ぶ。

 

●概略
「ローソクもらい」は、子供たちが浴衣を着て提灯を持ち、夕暮れ時から夜にかけて近所の家々を回って歌を歌い、ローソクやお菓子を貰いあるくハロウィンに似た習わしである。
富良野市室蘭市函館市(とその周辺の市町)では7月7日、その他の多くの地域では8月7日におこなわれ、七夕から盆にかけておこなわれる地域もある。現在も北海道各地でおこなわれているこの「ローソクもらい」は、古くから拓かれた函館や江差などの道南地方や、札幌市など家々の密集する地域でとくに顕著にみられる。

函館の古い習俗を記した安政2年(1855年)の『函館風俗書』(蛯子七左衛門著)には、七夕の習わしとして、子供たちがめいめいにガク灯籠を差し出して、柳に五色の短冊をつけて、笛や太鼓を鳴らし囃し立てて歩くようすが描かれている。ここではローソクを貰い集めることは記されていないが、灯籠を見せて歩く習わしは、「ねぶたッコ見てくれ」と練り歩く青森県のねぶたの習わしに似ている。

ローソクもらいの日には、学童前から小学校低学年の子供たちが缶灯籠や提灯を手に三々五々集まり、7人前後の集団となって、囃し歌を歌って近隣各戸を訪ねあるく。

近年では地域社会における人間関係の希薄さや治安の悪化、火災の心配などから行事を行わなくなった地域、もしくは提灯を使わず、マグライトやLEDライトを使用する等、防犯の面から行動域を自宅付近に限定するといった様な時代に合わせて変化している様子がうかがえる。場所によっては日が沈む前の明るい時間帯に行う地域も増えてきている。

現代の子供たちは当然お菓子を貰うことを期待しているが、引越してきたばかりの人など、この行事を知らない人は囃し歌の通りにローソクをあげてしまうので子供ががっかりしてしまうことがある。また、菓子を準備していない家は菓子代としてお小遣いをあげることもある。

●札幌近郊 道東遠軽町周辺 室蘭市登別市 旭川市(一部地域のみ) 歌志内市 釧路市 余市町

「ローソク出ーせー出ーせーよー 出ーさーないとー かっちゃくぞー おーまーけーにー噛み付くぞー」

等があり、地方によって少しづつ違ってくる。

 

★節分お化け - 京都と大阪で立春の節分に行われる仮装。理由がハロウィンと同じである。
節分お化け(せつぶんおばけ)、あるいは単にお化け、オバケとは、節分の夜に(立春前夜)の厄祓い(厄除け)として行われる日本の儀式。普段と違う服装で、社寺参拝を行う異装儀式である。

●概要
節分の夜に、老婆が少女の髪型である桃割にしたり、逆に少女が成人女性の髪型である島田に髪を結ったりする。このため「オバケ」とは「お化髪」が語源であるという説もある。また異性装も行われる。そしてこのような異装のまま、寺社へ詣でて新年の平穏を祈ることも行われる。

このような異装を行うのは、違う年齢や違う性など「普段と違う姿」をすることによって、節分の夜に跋扈するとされる鬼をやり過ごすためである。

立春前夜は、暗い季節(秋・冬)と明るい季節(春・夏)の変わり目である。 また旧暦では年の変わり目である1月の始まりもおおよそこの頃であり、方位神が居場所を変えるなど、古い年から新しい年へと世界の秩序が大きく改組される不安定な時季と信じられた。

この様な時季には現世と異世界を隔てる秩序も流動化し、年神のような福をもたらす存在が異世界からやってくる反面、鬼などの危害をもたらす存在もやってくるとされた。そこで豆まきなどの追儺儀式が行われるが、お化けもまたそうした儀式のひとつである。

歴史
民間信仰に属する儀式のため、節分お化けがいつごろどのように始まったかについて詳しくはわかっていないが、京都を中心として江戸時代末期から盛んに行われていたとされている。しかし、昭和初期に町衆の行事としては廃れた。

町おこし
2000年代頃より、各地の町おこしの一環としてお化けを行う例も見られる。この場合、厄除けの儀式といった信仰面より仮装行列として楽しむイベントとしての面が強調されている。
●吉原
吉原では、「よしわら節分お化け」が行われる。

●京都
京の花街で節分に行われる季節の演し物や観光資源として、再び行われるようになったあまり知られていないイベント。

この節分お化けでは、芸妓などが時代劇やスポーツ選手、海外の民俗舞踊など、通常の衣装とは違う様々な扮装をして座敷に出る。また客の方も様々な扮装をする場合もあり、時には客の男性が芸妓や舞妓の扮装をして他の客の座敷に出ることもある。

通常このような場所では客が他の客の座敷を覗くことはタブーであるが、お化けの時には年に一度の例外として上がり込む事すら許されるのである。また、この花街におけるお化けでは、厄年の者が異装して厄払いとすることも行われる。

1月の正月と4月頃の花街のをどりとの間の云わば閑散期の集客イベントとして開催されるようになった。

★コスプレ
コスプレとはアニメやゲームなどの登場人物やキャラクターに扮する行為を指す。それらのジャンルの愛好者や同人サークルが集まるコミックマーケット同人誌即売会を始めとする各種イベント、また、ビジュアル系バンドのライブ会場等で見かけられる。コスプレを行う人をコスプレイヤー (cosplayer) と呼ぶ。

コスプレはコスチューム・プレイを語源とする和製英語だが、世界中で通用する単語であり、英語表記のcosplayは、イギリスの辞書に載っている英単語である。

近年は意味が拡大し、特定の職業で採用されている制服や特定の着衣を好む者が、その衣装を真似て作った服もしくは本物を着て、自らの意志でそのキャラクターになりきることもコスプレと呼ぶことがある。しかし、狭義のコスプレに限るべしとの意見もある。