11月5日は縁結びの日 良縁の結ばれ方の時間と場所と作法とは?
11月5日は縁結びの日
○縁結びの日
古くから縁結びの地として知られる出雲路。その出雲地方では神在月と呼ばれる旧暦の10月(新暦11月頃)、全国から神々が出雲に集まり、結婚、恋愛、健康などさまざまな縁について会議が行われるとされる。人々の良いご縁が結ばれる日をと、島根県松江市の「神話の国・縁結び観光協会」が制定。日付は11と5で「いいご縁」と読む語呂合わせから。
※出雲大社縁結び:出雲大社の縁結びの由来は、日本の国づくりをした八百万の神様たちが出雲大社に集まり、人々の縁組みについて相談していたことが由来とされている。縁結びの神様である大国主大神を祀っているため、男女の縁だけでなく家族・友人・仕事仲間などの全ての良縁のご加護がある。また、出雲大社の縁結びのお守りである「縁結びの糸」には、「出会いが増える」「恋人ができる」「結婚できる」などのご利益がある。
☆効果的良縁の結ばれ方の時間と場所と作法とは
●お参りはいつ行くのがよい? 神社には午前中
縁結びの神参りお作法
「縁結び神社に行きたいけれど、一体いつ行けばよいの?」
「ゆっくり寝てから、夕方に行こうかな?」
など考えておられる方も多いのではないでしょうか。
神社にお参りに行く時は、午前中の気も同時に取り込むと、運気上昇の効果がさらにあるといわれています。
午前中は、太陽が上ってくるとともに「気」が上昇してくるといわれています。
一方午後は午前と違い、「気」も太陽と同じように下降していくので、真剣なお願いごとをするなら、神社には午前中に行くようにしましょう。
★神社・仏閣
●神社でのお作法
縁結びの神参りお作法
神社の霊域を区切るのは、鳥居です。
現在は、鳥居はひとつだけの神社も多いですが、格式の高い神社や、いまだ神域を広く保っていられる神社では、三つの鳥居がある場合もあります。
その場合、一番お社に近い鳥居を一の鳥居といい、外へ向けて二の鳥居、三の鳥居といいます。鳥居をくぐる際は、軽く一例をするのが良いようです。神さまのお家である神社の、鳥居はいわば門扉のようなものですから、「失礼します」という気持ちを込めてくぐると良い、ということでしょう。
神さまのいらっしゃる本殿や、拝む場所である拝殿までは参道が続いています。この参道はど真ん中を歩いてはいけないそうです。真ん中は神さまがお通りになるそうなので、ちょっと端の方を歩くと良いそうです。
参道の入り口近くには手水舎(ちょうずや/てみずや)があるでしょう。ここでは、お参りの前に、口と手を清めます。まず、右手に柄杓(ひしゃく)を持って左手を清め、柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。次に、左手に水を溜め、その水を口へ含んですすぎます。残った水で柄杓を清め、流します。これを一すくいの水で行ないます。
拝殿前へ進んだら、お賽銭を入れます。鈴がある場合は鳴らすと良いでしょう。そして、二礼二拍手して手を合わせ、神さまへのご挨拶とお願いごとをしましょう。神さまが、十月に出雲で会議にかけてくださるときに、誰のお願いごとだったのかお困りにならないように、自分の名前を申し上げるのも忘れずに。終わったら、一礼をしましょう。
●神社の正しい参拝の仕方?
縁結び祈願のためにせっかく参拝に訪れた神社で、
参道の中央を堂々と歩いたり、
手水の時にひしゃくに口をつけて水を飲んでしまったり、
タブーを犯してしまってはご利益も減ってしまうというもの。
せっかくパワーをもらいに行くのですから、最低限のマナーを守ってお参りしたいもの。「参拝マナーなんてわかってるよ!」という方も今一度念のため確認しておきましょう。
参拝の基本マナー
神社を参拝する時のマナーがわからなくなったら、目上の人の家を訪問する時にどうすべきかを考えると自ずから答えが出てきます。
身だしなみを整える、玄関を入る時に一礼する、部屋の中央を偉そうに歩かない、大声で談笑しない、など共通するものがありますよ。
身を清め清潔な服装で!
シャワーを浴びたり、身だしなみを整えたりして、すっきりした装い、気持ちで訪問しましょう。
鳥居の前で一礼。参道・境内の中央を歩かない!
鳥居の前で左右どちらかに寄り一礼を!帰りにも一礼するのがマナーです。また、参道や境内の中央は神様の通り道なので邪魔にならないよう、端に寄って歩きましょう。一緒に訪問した人と大声で話しながら歩くのも避けましょう。
手水は左手→右手→左手の順番で
手水舎の前に着いたら軽く一礼し、手を清めましょう。手を清めるのは、柄杓(ひしゃく)を右手に持ち左手を清め、持ち替えて右手を清め、さらにもう一度左手を清めるのが正式な手順です。
そして、左手の手のひらに水をため、口をすすぎます。水を出すときは手で隠し、すすいだ後は左手に水をかけ清めます。最後に柄杓の柄の部分をきれいに洗い清めて、元の場所に戻し、軽く一礼しましょう。
手水のマナーで一番大事なのは、柄杓に直接口をつけないことです。後から使う人にとって不衛生だからです。また、手水を飲んではいけません。清めの水なので、静かに吐き出すのが正しいマナーです。
お賽銭は投げないで!
よく、お賽銭を賽銭箱に投げ入れている人がいますが、お賽銭は本来神様への献上物であり、昔は現金の代わりに、稲穂や米を捧げていたもの。従って、投げるのは間違いで、賽銭箱にそっと入れるのが正しい作法です。
また、鈴を鳴らす場合は、力を入れ過ぎず適度なボリュームで鳴らすようにしましょう。鈴を鳴らす意味は、神様を呼ぶためではなく、音を浴びて自分の邪気を払うためです。そのため、自分に聞こえる程度の音で十分なのです。
参拝は「二礼」「二拍手」「一礼」が基本!
参拝の手順は、深いお辞儀を2回行い(二礼)→拍手を2回打ち(二拍手)→心の中で感謝の気持ちを伝え、お願いをします→最後に深いお辞儀を1回行う(一礼)のが通常です。ただし、島根県の出雲大社や大分県の宇佐神宮では二拝四拍手一礼とされていることに注意しましょう。
参拝の注意点は、(1)礼は90度腰を折り曲げる、(2)礼の時目をつぶらない、(3)拍手は胸の高さでうつ、などがありますが、一番大事なのは、拍手は右手を少し下にずらして行う、ということ。二度指先をずらした拍手の後で指先を合わせるのです。そして、指先が合った一瞬に祈願を込めるのです。
拍手で手をずらす意味は、その時点では神様と自分が一体となっていないということ。拍手を2回行い、指先を合わせることで、やっと一体化しお願いすることができるようになるのです。
●お寺(仏閣)でのお作法
縁結びの神参りお作法
仏閣の霊域を区切るのは、山門です。
山門が無い場合は、仏閣の入り口に「○○山○○寺」といわば表札のように記してあるでしょうから、そこで一礼します。仏さまのお家へ入らせていただくという気持ちで向かいましょう、ということだと思います。
お堂へ入るときは合掌して右足から、出るときは合掌して左足から、が良いそうです。そして、仏閣では、左側通行が原則だそうです。
水場で口と手を清めます。まず、右手に柄杓(ひしゃく)を持って左手を清め、柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。次に、左手に水を溜め、その水を口へ含んですすぎます。残った水で柄杓を清め、流します。これを一すくいの水で行ないます。
蝋燭(ろうそく)は燭台(しょくだい)の上の段から、線香は香炉の真ん中から立てると良いようです。後からお参りをされる方が火傷をしないための配慮です。この際に、種火以外のもらい火はしない方が良いようです。
お念珠(お数珠)を持っている場合は、手に懸けます。お経を唱えられれば唱えると良いでしょう。お経を知らなくても、仏さまへお参りする心があれば大丈夫です。合掌して、自己紹介とお願いごとを申し上げましょう。
おすすめの三大縁結び神社といえば
出雲大社(島根)と気多大社(石川)と貴船神社(京都)ですね。
■出雲大社(島根)
日本一強力といわれる縁結びの神、大国主神(おおくにぬしのかみ)をまつる。社殿を飾る巨大注連縄(しめなわ)が有名。縁結び守りやグッズも充実。お土産店にも「結び」をテーマにしたお土産が満載。
■気多大社(石川)
万葉集にも詠まれた歴史ある神社。神門・拝殿・本殿などのほとんどが重要文化財に指定されている。御利益は「縁結び」。縁結び祈願のハートの絵馬の人気が高い。
■貴船神社(京都)
丑の刻参りが有名になってしまったが、本来は縁結びの神様。結社の後ろにある桂の木に願文を書いた「結び文」を結ぶと恋が叶うといわれている。
以上の神社に行けない方はほかにも沢山ありますので是非お近くの神社・仏閣・パワースポットでご利益を賜ってください。
★全国の縁結び神社一覧
●首都圏の10社寺
明治神宮
日枝神社
氷川神社
芝大神宮
神田神社(神田明神)
今戸神社
大宮八幡宮
東京大神宮
出雲大社東京分祠
氷川神社
●関東地方の15社寺
大國魂神社
鶴岡八幡宮
九頭龍神社本宮
江島神社
長谷寺
氷川神社
玉前神社
手児奈霊神堂
筑波山神社
鹿島神宮
大杉神社
日光二荒山神社
森友瀧尾神社
冠稲荷神社
高崎神社
●関西圏の20社寺
貴船神社
賀茂御祖神社(下鴨神社)
野宮神社
大原野神社
八坂神社
地主神社
六波羅蜜寺
華厳寺(鈴虫寺)
頂法寺(六角堂)
大神神社
談山神社
春日大社
露天神社(お初天神)
信太森葛葉稲荷神社
水間寺
健部大社
豊満神社
生田神社
熊野速玉大社
紀三井寺
●全国各地の10社寺
卯子酉神社
白山比咩神社
北向観音
富士山本宮浅間大社
伊豆山神社
恋の水神社
結神社
伊勢神宮
出雲大社
八重垣神社
このほかにもたくさんありますのでお近くの神社・仏閣、パワースポットをご利用ください。
※付録 北海道・東北編
■北海道
西野神社
札幌市営東西線「発寒南駅」から[西42]西野平和線平和の滝入口行き25分、「平和1条3丁目」下車
浦幌神社(乳神神社)
JR根室本線「浦幌駅」下車、徒歩12分
■岩手県
卯子酉神社
JR釜石線「遠野駅」下車、徒歩30分(自転車7分)
盛岡八幡宮
JR東北本線「盛岡駅」から「茶畑行」バス15分「八幡宮前」下車すぐ
巽山稲荷神社
JR八戸線「久慈駅」下車、徒歩5分
■宮城県
二柱神社
仙台市営南北線「八乙女駅」下車
西方寺(定義如来)
JR「仙台駅」西口から、バスで90分「定義行き」終点「定義」下車、徒歩5分
大満寺
仙台市営南北線「愛宕橋駅」下車、徒歩10分
津島神社
御崎神社
JR大船渡線「気仙沼駅」から徒歩10分、「宮城交通バス気仙沼案内所」からバス50分「御崎」下車
吉岡八幡神社
JR「仙台駅」から吉岡行きバス60分「吉岡上町」下車、徒歩5分
■山形県
猿羽根山地蔵尊
JR奥羽本線「舟形駅」から、徒歩20分
若松寺(若松観音)
JR奥羽本線「天童駅」から車で15分
金峯神社
JR羽越本線「鶴岡駅」から庄交モール発バス「金峯登山口」下車、徒歩20分
大日坊
JR羽越線「鶴岡駅」から湯殿山行きバスで48分「大網」下車、徒歩30分
亀岡文殊堂
JR奥羽本線「高畠駅」からタクシーで7分
宮内熊野大社
山形鉄道フラワー長井線「宮内駅」下車、徒歩10分
英照院
JR奥羽本線「新庄駅」から車で7分
■福島県
河東町(縁むすびの町)
JR磐越西線「広田駅」下車
南湖神社
JR東北本線「新白河駅」前より、JRバス棚倉ゆき「南湖公園」下車、徒歩10分
橋場のばんば
会津鉄道「会津高原尾瀬口駅」から会津バス檜枝岐・沼山峠行きで1時間10分「ますや前」下車、徒歩2分