花鳥風月・季節とともに暮らす喜怒哀楽365日

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今日10月18日はドライバーの日 と二輪・自転車安全日 傾向と対策とは

今日10月18日はドライバーの日 と二輪・自転車安全日

◆10月18日はドライバーの日
トラック、バス、タクシーなどに乗務するすべてのプロドライバーに感謝するとともに、プロドライバーの地位向上を目指す日にと、物流業界の総合専門紙「物流ウィークリー」を発行する株式会社物流産業新聞社が制定した日。日付は10と18で「ドライバー」と読む語呂合わせから。

危険運転について

ことし8月、京都市の交差点で、2人乗りのオートバイに車を接触させて転倒させそのまま逃げたとして、過失運転傷害などの疑いで逮捕された男について、京都地方検察庁は、男がしつこくクラクションを鳴らしてあおった末、強引に前に割り込んで事故を起こしたとして、より刑が重い危険運転傷害などの罪で起訴しました。

JAF=日本自動車連盟のアンケート調査では、アンケートに答えたドライバーのうち半数以上が、運転中にうしろからほかのドライバーにあおられた経験があると答えています。

JAFは、去年6月、全国の自動車ユーザーを対象に、インターネットを通じて交通マナーに関するアンケート調査を実施し、6万4677人から回答を得ました。

この中で、運転中にうしろからほかのドライバーにあおられた経験があるかどうか聞いたところ、「よくある」と答えた人は7.9%、「時々ある」と答えた人は46.6%で、合わせて半数以上の人がうしろからあおられた経験があることがわかったということです。

●トラブルの時は
東名高速道路を管理する中日本高速道路は、ほかの車の行動によってトラブルに巻き込まれそうになった場合の対処方法について、幅寄せやあおりなど危険な運転をする車が走っていたら、隣の車線に移るなどして危険を回避してほしいと呼びかけています。

また、前方や横を走る車に止められそうになった場合、必ず路肩に停車し、自分だけで対応せず、警察などに連絡を取るべきだと話しています。

●運転中の怒り 抑える方法は
怒りの感情と上手に向き合うための心理トレーニングの普及を行う東京・港区の日本アンガーマネジメント協会は、運送業者の団体やタクシー会社などの依頼を受けて、運転中のドライバーなどの怒りの感情をコントロールする方法を指導しています。

日本アンガーマネジメント協会の安藤俊介代表理事は、運転中に怒りの感情が高まりやすくなる理由について、「車を運転している状態はいわば大きなよろいを着ているようなもので、自分が守られた気持ちになり、非常に大きな力をもったと錯覚しやすくなる。このため、後ろの車からあおられたり、前方に割り込まれたりすると、ドライバーはばかにされたり、攻撃されたりしたという気持ちになり、それが怒りとして増幅されやすくなる」と指摘します。

そのうえで、運転中に怒りやすくなるのは自分の運転技術がうまいと思い込んでいる人や、比較的若い世代の人が陥りやすい傾向だと指摘します。

そして、怒りを抑える方法について、安藤代表理事は「割り込まれた時などに反射的に行動せず、まずは6秒間待ってみることが大切だ。その際に、気持ちを落ちつかせるための言葉を自分自身に投げかけたり、温度計をイメージして自分がどれぐらい怒っているかを客観化したりして、感情をコントロールすることが望ましい」と話しています。

また、トラブルに巻き込まれそうになった時に取るべき行動については、「危険を感じたら、まずはできるだけ逃げて、危害を加えようとする相手から離れることが大切だ。それができない場合には車の外に出ずに、車内で警察などに連絡することを考えるべきだ」と指摘します。

専門家「怒りを行動に移すの避けるべき」
交通心理学が専門の実践女子大学の松浦常夫教授は、怒りの感情が高まって交通トラブルが犯罪行為に発展する現象は「ロードレイジ」と呼ばれていると指摘したうえで、「高速道路を運転する時は、スピードを出して移動することで脈拍や血圧が上がるなど神経が高ぶり、より感情的になりやすい。これを心理学では、『覚醒水準が高い状態』と言い、この状態で、ほかの車が割り込んできたり、進路を邪魔されたりすると怒りの感情が出やすくなる」と指摘します。

また、高速道路の場面に限らず、走行中は、ほかの車と意思疎通を図るのが難しいため、威嚇されたなどと誤解しやすくなると言います。例えば、軽く注意を促すつもりでパッシングされたとしても、「挑発された」などと感じたり、前の車が無意識に車線変更してきた時に「邪魔をされた」と思ったりするというのです。

そのうえで松浦教授は、「もともと運転中は自分の部屋にいるような錯覚に陥りやすく、好きなようにふるまうことができると思いやすくなる。こうした状況の中でほかの車から自分の意図に反する行動をとられると、攻撃的な意図がなくても、被害を受けたという錯覚が生まれ、そのことが怒りを増幅させることになる」と指摘します。

また、怒りを抑える方法について、松浦教授は「ほかの車の運転でいらだつこともあると思うが、怒りを行動に移すのはもっとも避けるべきことだ。怒りが高まった時は、自分の感情を言葉にしてはき出して怒りを静めることが望ましい」と話しています。

そして、トラブルに巻き込まれそうになった時にとるべき行動については、「危険を感じたらまずは逃げることが大事で、自分の車を路肩に寄せて先に危険な車を行かせるなどして接触を避けるようにしてほしい。それができない場合には車の外に出ずに、車内で警察などに連絡するべきだ」と指摘します。


◆毎月8のつく8日、18日、28日は二輪・自転車安全日です。

警視庁が1977年(昭和52)10月8日から「自転車安全日」として実施し、翌1978年11月から「二輪・自転車安全日」とした。元は「8のつく日」であったが、現在は18日のみになっている。8の字を二輪車に見立てています。

悪質な自転車の交通マナーを取締るために2015年6月1日から改正道路交通法が施行されました。

改正道路交通法の概要とは?
自転車の信号無視、一時不停止、ブレーキのない自転車の運転など14項目を危険行為に指定、3年間に2回以上摘発されると3時間の安全運転講習を義務づけられます。 危険運転行為を3年以内に2回以上摘発されると「自転車運転車講習」の受講命令が下されます。命令を受け3か月以内に受講しなければなりませんが、 もし命令を無視して受講しなかった場合には、5万円以下の罰金が課せられます(満14歳以上は全ての人が対象)
違反行為とされる14項目について
01 信号無視
02 通行禁止違反
03 歩行者用道路での徐行違反
04 通行区分違反 ※路側帯の通行など
05 路側帯通行時での歩行者通行妨害
06 遮断の下りた踏切への侵入&立入り
07 交差点で右折する場合の直進車の妨害など
08 交差点での優先車妨害等
09 環状交差点の安全進行義務違反
10 指定場所一時不停止等
11 歩道通行時の通行方法違反
12 ブレーキ不良の自転車運転
13 酒酔い運転
14 携帯電話を使用するなど安全運転義務違反


自転車の法律改正で罰金や罰則が強化
改正道路交通法の施行により自転車の法律が改正され、罰則や罰金が強化されました。同時に全国で一斉取締りが実施され、危険運転者が摘発されています。主な罰則は3年以内に2回以上摘発されると自転車運転車講習の受講命令が下される罰則です。 この罰則を無視して受講しなければ、5万円以内の罰金が課せられることになりました。

自転車運転車講習とは?
受講内容は、オリエンテーションから始まり、小テストによる自転車知識の確認、被害者と遺族の体験談、事故の事例や疑似体験が1時間。加害者の体験談、自転車のルール、危険予測の学習などが1時間15分。講習を受けた結果の確認の小テストや感想文や総括で45分と合計3時間みっちりと講習を受けることになります。

対象者 満14歳以上で3年以内に2回以上摘発された方
講習時間 3時間 ※休憩時間を含まず
講習場所 運転免許試験場など
受講手数料 5700円

自転車の危険運転で摘発されるケース
第一に注意が必要な自転車の危険運転は、信号無視、遮断機の下りた踏切への立ち入り、指定場所一時不停止、酒酔い運転、ブレーキ不良の自転車運転です。これらの行為は間違いなく危険運転に該当するからです。
また歩道を走る時も注意が必要です。自転車が走れる歩道もありますが、自転車の原則は、車道の左側通行です!走れる歩道はあくまでも例外であり、 歩行者優先の考え方で通行時の徐行運転を忘れてはいけません。また歩道通行時に歩行者にベルを鳴らすのも危険運転に該当します。 人が居ない歩道は、徐行運転をし、人が居る場合は自転車から降りることが大切です。
安全運転義務違反で摘発されるケース
次に注意しなければならないのは安全運転義務違反です。これらの安全運転義務違反は、間違いなく危険行為にあたりますが、摘発されるかどうかはハッキリしていません。今後の動向に注目しなければいけない点です。
 ★運転中にスマホや携帯電を使用する行為
 ★運転中にヘッドホンやイヤホンで音楽を聴く行為
 ★運転中に傘をさしたり飲み物を飲む片手運転などの行為
 ★その他荷物を持ちながらの片手運転や歩道を並んで走る行為など