花鳥風月・季節とともに暮らす喜怒哀楽365日

多情多感なメタボ招き猫が季節や日々の出来事、話題やニュースなどの情報や雑感をお伝えしています。

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11月9日は『十日夜 とうかんや』 稲の収穫祭と月見・観月

11月9日は『十日夜・とうかんや』です。

とおかんや【十日夜】
旧暦10月10日に行われる稲の収穫祭のこと。群馬,埼玉,山梨,長野県にかけて行われている名称。この日に長野県東筑摩では葉付きのダイコンと餅とを箕(み)に載せて,庭上に神を祭るところがある。

埼玉県秩父では9日を亥子(いのこ)の日といい,11日に亥子餅を亥の神に供え,外では,男の子がわらの棒をもって土をたたいて遊ぶ(子供たちがわら鉄砲をつくり,それで地面をたたいて回り,もぐらよけのまじないとした。) が,このときのはやし言葉に〈十日夜の御祝い〉というところがあり,十日夜(とうかんや)は関西以西に分布する亥子の行事と同じで,田の神が田から家へ帰る日であった。

十日夜には東日本で、稲刈りを終わって、田の神が山へ帰っていくのを送る行事をする。西日本の亥(い)の子の祝と同じ趣旨のもので、収穫祭の一種といわれる。とおかや。《季 冬》「―星殖(ふ)え子らに藁鉄砲/林火」

 


みなかみ町藤原の十日夜(とうかんや)

●案山子
かかしを田の神の依代としてまつる民俗例もある。長野県下では旧10月10日の十日夜(とおかんや)の行事に,カカシアゲまたはソメノ年取リといい,かかしに蓑笠を着せて箒・熊手を両手に持たせ,餅や二股大根を供えてこれをまつる。同県諏訪地方ではこの日はかかしの神が天に上がる日といい,同じく南安曇地方ではかかしが田の守りを終えて山の神になる日だとの伝承がある。


●ダイコン(大根)
また大根畑に七夕飾りの竹や桃の枝をさしておくと虫がつかないという所も多い。東日本では,十日夜(とおかんや)を〈大根の年取り〉といい,この日に餅をつく音やわら鉄砲の音で大根は太るといい,大根の太る音を聞くと死ぬといって大根畑へ行くことや大根を食べるのを禁じている所もある。西日本では10月の亥子(いのこ)に同様の伝承があり,この日に大根畑へいくと大根が腐る,太らない,裂け目ができる,疫病神がつくといい,また大根の太る音や割れる音を聞くと死ぬともいわれている。

●田の神
祭日も農耕の段階に応じて春秋に分布し,とくに田植時に盛んにまつられ,秋は稲の刈上げにまつられる。〈さなぶり〉〈さのぼり〉〈さおり〉〈さんばい降(おろ)し〉などは前者の例であり,西日本から太平洋沿岸を千葉,茨城,埼玉の一部にわたって分布する亥子(いのこ)や関東北西部から甲信越地方に分布する十日夜(とおかんや)は後者の代表的なものである。田の神の石像が南九州に限って分布するのが注目される。

●モグラ(土竜)
西日本で亥子(いのこ)といって十月亥の日に餅をついて農神に供え,子どもたちが円形の石に縄をかけて多くの枝縄をつけ,歌をうたいながらこの縄を同時に引いて石をもち上げては落とし,これで地を打ってモグラをおどすのはモグラの跳梁(ちようりよう)を防ぐ呪法の儀礼化である。

東日本では10月10日を十日夜(とおかんや)と呼んでわら束を固く巻いて子どもたちがその一端をもって地面をたたいてまわり,あるいはモグラ打ち,わら鉄砲などといって土を打つ音を高く響かせるのも同様の意味をもっている。


☆月見・観月について

十五夜について
月見は、主に旧暦8月15日から16日の夜(八月十五夜)と、日本では旧暦9月13日から14日の夜(九月十三夜)にも行われる。そのため、月見に関する話題で単に「十五夜(じゅうごや)」「十三夜(じゅうさんや)」という場合、これらの夜を意味する。

中国から仲秋の十五夜に月見の祭事が伝わると、平安時代頃から貴族などの間で観月の宴や、舟遊び(直接月を見るのではなく船などに乗り、水面に揺れる月を楽しむ)で歌を詠み、宴を催した。また、平安貴族らは月を直接見ることをせず、杯や池にそれを映して楽しんだという。

現代では、月が見える場所などに、薄(すすき)を飾って月見団子・里芋・枝豆・栗などを盛り、御酒を供えて月を眺める(お月見料理)。この時期収穫されたばかりの里芋を供えることから、十五夜の月を特に芋名月(いもめいげつ)と呼ぶ地方もある。一方、沖縄ではふちゃぎ(吹上餅)を作って供えている。また仏教寺院では、豊作を祈る満月法会を催すところもある。

この他にも戦前から昭和中期にかけて(ところによって今日でも)、子供達が近隣の各家に供えてある月見団子や栗・柿・枝豆・芋・菓子類をその家人に見つからないように盗って回り、その年の収穫を皆で祈る(祝う)「お月見泥棒」という風習もあった(家人は子供たちの行いを見つけても見ない素振りをした)

お月見をすると言われている十五夜は、「中秋の名月」とも言われています。
十五夜は満月を意味していて、新月と呼ばれる月が出ないときから満月になるまでおよそ15日ほどかかることから十五夜と言われています。
空が澄んで特に美しく晴れ渡る空が見えるのが9月中旬〜10月上旬といわれ、この時期に出てくる満月を十五夜または中秋の名月といいます。

十五夜には月見団子を食べますが、他に何を食べるのが良いのでしょうか?
・月見団子
・サトイモ
・収穫して得た果物や野菜
この3点を食べると良いと言われています。
月見団子は十五夜の時は15個食べると良いとされ、食べると健康と幸せを得ることが出来ると言われています。

●十三夜について

十三夜は無事収穫した栗や豆を供えるので別名「栗名月」「豆名月」といいます。
十三夜とは旧暦9月13日のお月見のことで、旧暦8月15日の十五夜の後に巡ってくる十三夜をさします。そのため、旧暦を新暦になおして10月13日とするのではなく、その年によって日付が変化します。

十三夜は十五夜に次いで美しい月だと言われているため、中秋の名月十五夜)から約1か月後に巡ってくる十三夜のお月見を昔から大切にしていて、十五夜または十三夜のどちらか一方しか観ないことを「片見月」「片月見」と呼び、縁起が悪いこととしていました。

また、十三夜には栗や枝豆を供えることから「栗名月」「豆名月」ともいいます。


●十日夜(とおかんや)について

この夜の月は中秋の名月、後の月に続く「三の月」と呼ばれ、月見(観月)の対象ともされています。

案山子(かかし)は田の神様。案山子にお供えものをしてお月見をしてもらうのは、十日夜に天に帰るからという言い伝えもあるそうです。
十日夜とは旧暦10月10日に行われる収穫祭で、東日本を中心に行われています(西日本では旧暦10月亥の子の日や11月に、類似する収穫の行事を行います)。

その内容は地方によって様々ですが、稲の刈り取りが終わって田の神様が山に帰る日とされているため、稲の収穫を祝ってお餅をついて食べたり、稲の茎をたばねた「わらづと 」や「わら鉄砲」で地面を叩きながら唱えごとをして地面の神を励まし、作物にいたずらをするモグラを追い払います。また、「かかしあげ」といって田んぼを見守ってくれたかかしにお供えものをし、かかしにお月見をさせてあげる地方もあります。

十日夜はお月見がメインではないため、月齢に関係なく新暦の11月10日に祭りを実施する地方が多いようですが、昔から十五夜、十三夜、十日夜の3日間が晴れてお月見ができると縁起が良いとされています。


※おまけの付録
☆彡月見の名所

●日本三大名月鑑賞地
大覚寺大沢池(京都府京都市
猿沢池奈良県奈良市
石山寺滋賀県大津市

●日本三大名月の里
①信州姨捨(長野県千曲市
石山寺滋賀県大津市
③桂浜(高知県高知市

●その他の名所
松島(宮城県宮城郡松島町)
九段坂(東京都千代田区)
伊賀上野城三重県伊賀上野
玄宮園滋賀県彦根市
渡月橋京都府京都市嵐山)
三笠山奈良県奈良市春日野)
姫路城(兵庫県姫路市
岩国城吉香公園山口県岩国市)
満願寺(島根県松江市

11月8日の『徳島県れんこんの日』に寄せて コウノトリが運んできた「幸せのレンコン・阿波白秀」に期待

11月8日は『徳島県れんこんの日』 です。

福島県のブランド農産物として知られる蓮根をPRしようと、「JA全農とくしま」に事務局を置く「徳島県れんこん消費拡大協議会」が制定。
徳島県の蓮根は京阪神の主要な卸売市場では第一位の占有率を誇っており、年末をピークに周年出荷しています。

日付は、出荷量が増え、品質もしっかりしている時期であり、11と8で「いいはす=良い蓮」と読む語呂合わせからです。


徳島県では、吉野川下流域を中心に「備中系」、「だるま系」と呼ばれる品種のれんこんが栽培されています。
独特の香りと色が白く、シャキシャキ、ホクホクとした歯ざわりの良さが特長です。

生の肉質は厚くて歯切れよく、煮炊きすれば粉質に富んだ淡泊な味わいになります。

露地栽培やハウス、トンネル栽培を組み合わせて、ほぼ一年を通して出荷されています。
徳島県のれんこんの収穫量は全国第2位。大阪中央卸売市場では、約90パーセントという圧倒的なシェアを誇っています。

れんこんは穴があいているので「見通しがきく」というところから、縁起物として、「おせち料理」に欠かせない野菜のひとつです。

「徳島産れんこん」は、ツヤツヤとした光沢と白さが美しいと評判です。
レンコンはみずみずしく自然な淡黄色で、丸くて傷のないものを選びましょう。

カットされているものは穴の中が黒ずんでいないものが良品です。
和・洋・中、どんな料理にもよくなじむ淡泊さが持ち味です。

 

 食べればシャキシャキと歯切れよく、口ざわりやわらか。和・洋・中華、そしてどんな調理法にもよくなじむ、JA大津のれんこんをぜひご賞味ください。

●「れんこん」の栄養
淡色野菜の中でもビタミンCが豊富です。
加えて、食物繊維も多く含まれ、腸の働きをスムーズにします。
その他、老化防止、止血効果もある栄養野菜です。風味だけでなく、健康面でも積極的にとりたい一品です。

 れんこんは鉄分・タンニン・ビタミンC・カリウムが含まれ栄養に富んでいます。特に昔から風邪の予防と咳止めのほか、血液の浄化と増血作用などに効果があるとされています。また野菜としては珍しく、肝臓の働きを助けるビタミンB12も含まれています。


■阿波白秀について
徳島県で阿波白秀が本格栽培に向けて徳島県立農林水産総合技術支援センターから鳴門市の畑に移植されました。

種レンコンを増やして2017年に農家に販売、2017年秋の出荷を目指しています。


農林水産総合技術支援センターの2アールの試験農場で育てられた種レンコン500本を丁寧に掘り出し、鳴門市大麻町の約15ヘクタールの畑に植え替えました。

2017年3月に5千本の収穫を見込んでいます。

阿波白秀は、8月下旬に露地栽培の収穫を始められるのが特長です。

主力品種の備中より1カ月ほど早く、台風被害のリスクを軽減できると期待されています。

レンコン農家さんは「2年連続の台風被害でレンコンの収量が3~4割減った人もいた。徳島を代表する品種に育ってほしい」と話しています。

★「阿波白秀」は、徳島県立農林水産総合技術支援センターが開発したレンコンの新品種です。

徳島県農林水産総合技術支援センターが、平成18年から台 風による被害軽減と従来の早生品種より収穫量が増す新品種の開発に取り組 んできたもので、11月5日に農林水産省へ「品種登録出願」を行いました。

 

「阿波白秀」は、在来の早生品種 「ロータス」と「オオジロ」を交配さ せ開発したものです。

徳島県県内の主力品種「備中」に比べ、収 穫時期が1ヶ月程度早い8月下旬から なので、台風の被害リスクを下げるこ とができる上に、収穫量は2割程度多 く見込まれます。食味・食感・色は、 甘さ・固さ・歯ざわり・断面の色とも に同等など優れた特徴を数多く備えて います。

十分肥大した「阿波白秀」(9月上旬) また、露地栽培より収穫時期を早め る「ハウス栽培」や「トンネル栽培」 にも適しています。それらの栽培の従 来の品種である「ロータス」・「オオ ジロ」より収穫量の向上が見込まれま す。

県産れんこんは、全国2位の出荷量 (平成26年産で4,550トン)を誇って いますが、収穫量のさらなる増加が期 待されます。 徳島県では、平成30年頃の品種登録を目指すとともに、「早期出荷できる中 心品種として、多くの人に愛されるようブランド力向上に努めたい。」として います。

レンコンは穴が開いていて先が見通せる縁起がいいということで 県産れんこんは京阪神市場では(シェア)1位なんです。


 そして、吉野川の豊かな水量と、肥沃な粘土質の土壌で栽培をされる「徳島れんこん」、特に色白でということで女性の皆さん方は「そういう風になりたいな」とよく言われる。

 あと違う点は花の色で、「備中」の場合には全体がピンク、そして「阿波白秀」の場合には全体が白なんですが、エッジのところにピンクが入っているという、可憐な感じがするということです。

「阿波白秀」は「備中」に比べるとやや太く、短い形状となっておりますが、その分甘さ、あるいはしゃきしゃき感、この食味・食感は、「備中」と同等以上の高い評価です。

収穫量は「備中」に比べると「阿波白秀」のほうが2割程度多いということが試験結果では出ているとのことです。

 こうした意味で「徳島生まれの、白い花、また、秀でたレンコン」ということで、「阿波白秀」と名前を付けた。

去る11月5日、農林水産省のほうに品の種登録出願を既に行っている。

 今後、主力品種「備中」を補完をしていく品種とまずは位置づけ、早期出荷作型の中心品種として普及に努めていきたいという。

『鳴門市には、幸せを運ぶと言われているコウノトリ、こちらが営巣し繁殖への期待が高まっているところでありまして、まさに「阿波白秀」が、コウノトリが運んできていただいた「幸せのレンコン」となり、広く多くの皆さん方に愛されるブランドに成長できるように努めていきたいと担当者は語っている。

 

 

 

11月7日は二十四節気の立冬で冬のはじまり。立冬食の極意とは?

2016年11月7日は立冬です。

立冬(りっとう)は、二十四節気の第19。十月節(旧暦9月後半から10月前半)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が225度のときで11月7日ごろ。恒気法では冬至から7/8年(約319.59日)後で11月6日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の小雪前日までである。
2016年の立冬は11月7日、小雪は11月22日ですから11月7日及び11月7日~21日までの期間となります。


立冬とは冬のはじまりの日です。
秋分冬至のちょうど中間であり、太陰太陽暦(旧暦)では立冬をもって冬の季節が始まるとした。

「立」には、新しい季節になるという意味があり、「立春」「立夏」「立秋」と同様に、季節の節目です。


毎年11月7日頃もしくは立冬から小雪の前日までの期間をいいます。

この頃になると、木枯らしが吹いたり初霜のたよりが聞こえてきたりするように朝晩の気温が低くなり、冬の気配が見え隠れする時期です。


立冬とは初めて冬の気配が現われてくる日。『暦便覧』では、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と説明している。実際はまだ秋らしい気配で紅葉の見時はまだ。

秋分冬至の中間で、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立春の前日までが冬となる。
10月を孟冬,11月を仲冬,12月を季冬といい,10~12月を冬としていたが,立冬からを冬と扱う場合もある。
季語には、「冬立つ」「冬入る」などを用います。
《 風ひびき-の不二痩て立つ /水原秋桜子

立冬の衣食住
衣類に関しては薄手のあいものから防寒着を早めに用意したいものです。

また地域によっては早めの暖房設備や雪かき道具の用意なども必要です。


立冬
立冬にこれを食べるといいという「行事・催事食」はありません。

でもね♪~中国のことわざには「立冬補冬、補嘴空」(立冬時、栄養を補給)というのがある。
立冬補冬、補嘴空」を簡単に言えば、「この季節に収穫されたものを季節にあった調理法で食べる」
これが、寒い冬を乗り切る最良の方法であるといっています。

また薬食同源&医食同源(いしょく‐どうげん)という四文字熟語があり、病気を治療するのも日常の食事をするのも、ともに生命を養い健康を保つために欠くことができないものという考え方があります。

医食同源は古くから中国にある、薬食同源思想から着想を得、体によい食材を日常的に食べて健康を保てば、特に薬など必要としないというの考えをもとにした造語といわれる】。

 

「この季節に収穫されたものを季節にあった調理法で食べる」のが立冬食の極意です。

 

一般的に体を温める効果のある食べ物としては しょうが、とうがらし、かぶ、かぼちゃ、ねぎ、山椒、えび、牛肉、にんにく、こしょう、キャベツ、たまねぎ、くるみ、ごぼう等があります。

 

さらに熱温性食品(温性食品)としては 
一般に成長がゆっくりで水分が少なく小さくて硬い食品と言われ、緑黄色野菜や血行を良くするビタミンEや、糖質の分解を助けるビタミンB1等が含まれる食品。

例えばカボチャ、栗、クルミ、ニンニク、ニラ、葱、玉ネギ、ラッキョウ、山椒、胡椒、唐辛子、芥子、生姜、シソ、パセリ、人参、春菊、蕗、山菜、ウナギ、ナマコ、マグロ、鯛、蜂蜜、カキ、牛肉、羊肉、鶏肉、餅、味噌、酒、ビール等があります。  

寒い時期は、体を温める食材だけを取るとだけではなくバランスの良い食事を心がけ風邪などを引かない健康な体を維持することが大切ですね。

また普段のサラダ(体を冷やす生野菜)を温野菜に変えて頂き体を温めるということもできますね。

寒いときに体を温める料理としてはなべ物は欠かせませんので鍋釜の準備も致しましょう。

「冬が来る前にもう一度あの人と巡り合いたい♪~」(紙風船)という気持ちはわかりますが

 

DREAM PRICE 1000 紙ふうせん 冬が来る前に

DREAM PRICE 1000 紙ふうせん 冬が来る前に

 

 

まず冬の準備をいたしましょう。

北の街ではもう悲しみを暖炉で♪~燃やしているようです。(襟裳岬)

 

襟裳岬

襟裳岬

 

 

 

●七十二候
立冬の期間の七十二候は以下のとおり。
・初候
山茶始開(つばき はじめて ひらく) : 山茶花が咲き始める(日本)
水始氷(みず はじめて こおる) : 水が凍り始める(中国)
・次候
地始凍(ち はじめて こおる) : 大地が凍り始める(日本・中国)
・末候
金盞香(きんせんか さく) : 水仙の花が咲く(日本)
野鶏入水為蜃(やけい みずにいり おおはまぐりと なる) : 雉が海に入って大蛤になる(中国)

前後の節気
霜降立冬小雪

・記念日
1985年に全国米菓工業組合が立冬を「あられ・おせんべいの日」として制定している。 

 

11月6日夜、おうし座流星群(おうし座南流星群)が極大を迎え、「6日の23時以降~翌7日未明」が見ごろ

11月6日夜、おうし座流星群(おうし座南流星群)が極大を迎える。午後5時現在の空は北海道や北陸などの一部を除き雲が少なく、観察に期待が持てる。しかもタイミングが合えば、明るい流星「火球」が見られるかも知れない。


気になる方角や観察に適した時刻、場所を確認してみよう。
 おうし座流星群は、10・11月を中心に、9月から12月くらいまで活動する流星群のこと。

放射点が南と北に分かれているため、それぞれ「おうし座南流星群」「おうし座北流星群」と呼ばれている。

このうち、11月6日に極大となるのは「おうし座南流星群」。「おうし座北流星群」は11月13日夜に極大を迎える。国立天文台によると、火球と呼ばれる明るい流星が多く、偶然目にすることも多い流星群だ。

 流星は一晩中流れるため、日が暮れてからなら時間はいつでも構わない。ただし、国立天文台放射点が高くなる午後9時以降が観察に好条件としている。

 見るべき方角はどこになるだろうか。
午後5時20分現在、快晴の関西エリアに位置する兵庫県姫路市の「星の子館」によると、流星群は「いつ・どこに見えるかは予測不可能」。見る方角は「星座の方向」ではなく、寝転がって上を向いたり、見晴らしの良い方向で視界を広く取ることがポイントだと伝えている。

・空全体を広く見渡す
そんな流れ星をとらえるためのポイントは、ズバリ「空全体を広く見渡す」こと。方角にこだわらず、まんべんなく眺めてみよう。寝転んだりすると、より多くの流星が観測できるかもしれない。見ごろは「6日の23時以降~翌7日未明」である。

おうし座流星群のピーク
おうし座流星群は、南群と北群にわかれる流星群である。今回、ピークを迎えるのは南群で、月明かりの心配もなく条件は良好。ちなみに、11月13日には北群が出現ピークとなるそうなので、運が良ければ2週にわたって流星観測が楽しめるかもしれないぞ。

※火球クラスの流星
 おうし座流星群の流れ星の数は少なく、1時間に数個ほどしか出現しないことでも有名だ。だが、心配ご無用! 数こそ少ないものの、大きく明るい流星が観測できる条件が揃っているのだ。

というのも、おうし座流星群の魅力は「火球」と呼ばれる、その明るさにある。通常の流星より明るく、ゆっくり流れるものが多いそうで、時には流れ星の軌跡まで見ることができるという。

 気になる天気はどうなるか。ウェザーニュースが発信する「ウェザーリポート」によると、北海道は雪やみぞれの地域もあるが、全国的に晴れている。また、北陸や山陰では雲が優勢なため、にわか雨が心配される。悪天候では無理をせず、屋外で観察する場合は、防寒対策のうえ出かけたい。


おうし座流星群 いつ・どこに見える?
★出現期間  10月15日~11月30日
★出現ピーク 南群:11月6日(日)
       北群:11月13日(日) 

 

11月6日は土用明け。土用って土曜日で半ドンになる日のことじゃない?

 

土用とは二十四節気立春立夏立秋立冬の前の18日間のこと。季節と季節の変わり目の混沌とした時期を示す。土用は各季節の変わり目にある。


土用の間は、土の気が盛んになるとして、動土・穴掘り等の土を犯す作業や殺生が忌まれた。
土いじりはNGです。

 

土用って「土曜日の半ドンではなく18日間の休養日」なのです。


2016年の秋土用は10月20日~11月6日であり、10月20日が土用の入りであり11月6日は土用明けとなる。

 


★土用(どよう)とは土旺用事(どおうようじ)の略。 

土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節である。1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏立秋立冬立春)の直前約18日間ずつである。

 

土用どようとは
雑節の一つで立夏立秋立冬立春直前の 18日間ずつをさす。中国古来の五行説によれば,宇宙の万物は木,火,土,金,水の5つの元気で組成されているといわれ,木の方位は東で春を,火の方位は南で夏を,金の方位は西で秋を,水の方位は北で冬をそれぞれ代表し,土は中央で四季の主であるという。

各土用の最初の日を土用の入り(どようのいり)と呼ぶ。最後の日は節分である。

・土用は暦の雑節の一つ。中国では、1年春・夏・秋・冬の四季に、木・火・土・金・水の五行をあてようとしたが、四季に五つを割り当てるのはむりである。

そこで春・夏・秋・冬の四季に木・火・金・水をあて、各季の終わり18日余に土気をあてた。これを土用といい、土曜用事を略したものである。

現行暦では、太陽の視黄経がそれぞれ27度、117度、207度、297度に達したときが、それぞれ春の土用、夏の土用、秋の土用、冬の土用の入りで、その期間はおよそ18日間で、各季の土用があけると、立夏立秋立冬立春である。

 

●歴史
五行では、春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気を割り当てている。残った土気は季節の変わり目に割り当てられ、これを「土旺用事」、「土用」と呼んだ。

土用の間は、土の気が盛んになるとして、動土・穴掘り等の土を犯す作業や殺生が忌まれた。ただし、土用に入る前に着工して土用中も作業を続けることは差し支えないとされた。また「土用の間日(まび)」には土用の障りがないとされた。

五行の性質において、木気は植物のような発育伸長する勢いある傾向、火気は勢いが頂点に達し燃え盛る性質、金気は熱や勢いが衰え凝縮・固化しつつある状態、水気は凝縮しきってエネルギーを秘めつつ静的に留まった状態であり、これらは四季、太陽、植物などの周期変化の観察から象徴化された。

土気は土壌におくと種が発芽することの観察から、大きな変化を促し保護する働きと場所の象徴である。

四季にはそれぞれ象徴である木火金水が順当に割り当てられたが、そのままでは季節が変わる際に性質の異なる気が接しギャップが生じる事になる。
現実のスムーズな移行にはバッファ的に働き現在から次の季節の気へと変容させる期間があり、ここで土気が活発に働いているとみたのが土用(土の働き)である。
この期間は、1年を五行の5等分し、さらに土を四季に配分するため4等分した長さとなる。


土用とは、1年に4回あり、 立春(2月4日頃)、立夏(5月5日頃)、立秋(8月7日頃)、立冬(11月7日頃)の前18日間の事をさします。

立春前の「冬の土用」が1月17日頃
立夏前の「春の土用」が4月17日頃
立秋前の「夏の土用」が7月20日頃
立冬前の「秋の土用」が10月20日頃
から始まります。

2016年は
冬土用:1月18日~2月3日 (太陽黄径297度)
春土用:4月16日~5月4日 (太陽黄径27度)
夏土用:7月19日~8月6日 (太陽黄径117度)
秋土用:10月20日~11月6日 (太陽黄径207度)
最初の日を「土用入り」最後の日を「土用明け」といいます。

《季 夏》「ほろほろと朝雨こぼす土用かな/子規」

※上記の太陽黄径は入りの日のものです。
※入りの日によって18日間でない場合もあります。約18日間と解釈してください。 

 

陰陽五行説で、春・夏・秋・冬をそれぞれ木・火・金・水とし、(余った?)土を各季節の終わりの18日間に当てはめたことから、立春立夏立秋立冬の前の18日間を土用といいます。

次の季節へ移る前の調整期間といったところです。
一般的には立秋前の18日間の夏土用をさします。この期間を暑中と呼び、暑中見舞いを出す時期でもあります。
また、夏土用に入って3日目が晴れれば豊作、雨が降れば凶作といわれています。この豊凶占いのことを「土用三郎(どようさぶろう)」といいます。

土用の期間は土公神(どくじん)といわれる土を司る神の支配する時期とされ、土を動かす作業(柱立て、基礎工事、壁塗り、井戸掘りなど)を忌む習慣があった。
・土用の期間中は土のなかに土を司る神、 土公神(どこうじん・どこうさま)がおられるので、土をいじると怒りをかい、祟りがある。
例えば
土用中に土を犯す事は忌むべきだとか、
土いじりをしてはいけないとか、
丑の日に大根の種をまいてはいけないとか・・
葬送は延期しなければならないなどの禁忌が設けられていました。

土用中は季節の変わり目になるので「農作業などの仕事をすると体調が壊れやすい」という戒めの意味があったようです。

 

●土用期間中にしてはいけない事
ガーデニング
・農作業
・草刈
・建設・土木・リフォーム
・引越し
・新規のこと
・買い物(食料品や消耗品は除く)
・旅行、レジャー
・アウトドア
・暴飲暴食
・釣り(アウトドアですし、殺生は禁止とされるところから釣りも禁止したほうがいいでしょう。また夏の土用に関しては水温が高いため土用隠れを起こし釣れなくなります。)
土に触れる事全般にNGです。あとは新規の事項、これは開業だとか、新規出店、新装開店などもNG。
買い物も新しい電化製品を買うとか、服を買うとかはよしておいたほうがいいでしょう。夏なら水着を買うとかも日をずらしたほうが良いといいます。
季節の変わり目で、体調が悪化していると判断力も衰えます。すると不要なものを購入したりとかしやすいという事でNGとされます。

 

●したほうが良いこと
・ゆっくりと休む。
・土用干し(衣服を虫干しすること)
・梅干を干す
・整理整頓清掃
・衣替えの準備、寝具や家具などを季節の品に変える。
・消化のいいモノを食べる。
・次のシーズンの準備
・うなぎなど「う」のつくものをたべる。梅干、うなぎ、瓜、うどん、
とくにゆったり休むのはいいでしょう。いつも忙しい人はこの期間くらいは骨休めするようにしましょう。
消化のいいものを食べるのは大変プラスです。体調がよくなります。

夏負け防止では土用丑の日の伝承が多く,ウの字のつくウナギ,ウリ,牛の肉や土用餅を食べる風習がある。静岡市にはユリの根を入れた土用粥を食べる所もある。

季節の変わり目で体調も崩しやすいので精のつくものを食べよう!と言う事です。
因みにポパイはほうれん草を食べて元気もりもりになるようです。

平成の世には夏のウナギに対抗して「秋の土用は秋刀魚で健康に」といううたい文句で魚屋&回転寿司屋で秋刀魚PRしている。

 

※秋刀魚(さんま・サンマ)
秋のサンマは脂肪分が多く美味であり、特に塩焼きは日本の「秋の味覚」の代表とも呼ばれる。日本では、塩焼きにしてカボスや、スダチ、ユズ、レモン、ライムなどの搾り汁やポン酢、醤油などをかけ、大根おろしを添えて食べることが多い。

サンマは餌を食べてから排出する時間が30分程度と短いため、内臓に独特のクセはあるがえぐみは少なく、塩焼きのはらわたを好んで食べる人も多い。日本各地でサンマ祭りが行われる(一例として「目黒のさんままつり」)。


蒲焼きの缶詰は水産物缶詰のなかでもポピュラーなものの一つである。近年では刺身としても流通しており、脂の乗り切らない初秋が食べ頃とされ、他の青魚と同様に酢じめして食べる事もある。また、押し寿司としても利用される。


関西、南紀、熊野、志摩等、紀伊半島、志摩半島の一部において「サイラ」と呼び(学名はここから取られた)、秋刀魚寿司や開きにして一夜干しにしたものを焼いて食べるのが一般的。


志摩では天岩戸の神饌の一つ。11月23日には岩戸の前でサンマを焼いて食べる。
伊豆や紀州、北陸などでは脂の落ちたサンマを丸干しに加工することもある。特にサンマの若魚を丸干しにしたものは「針子(ハリコ)」、鈴鹿ではカドと呼ぶ。

サンマには、血液の流れを良くするといわれるエイコサペンタエン酸が含まれており、脳梗塞心筋梗塞などの病気を予防する効果があるとされている。また、ドコサヘキサエン酸も豊富に含まれており、体内の悪玉コレステロール(LDL)を減らす作用、脳細胞を活発化させ、頭の回転を良くする効果もあるとされている。

 

・生のサンマの鮮度の見極めは
尾を持ちサンマの頭を上に向けたとき、体が曲がらずにできるだけまっすぐに立つもの
目が濁っていないもの
口先がほんのり黄色いこと
などと言われている。おいしいサンマは口先だけでなく尾も黄色く、極まれに全身が黄色のサンマも獲れる。これらは高級魚として高値で取り引きされる。サンマが黄色くなる理由はいまだ解明されてない。

焼き魚として調理する場合、取り除くべき大きな鱗を持たず内臓やえらを取り出すことも少ないため包丁を必要とせず扱いやすく、料理書で入門用鮮魚とされることがある。

沿岸漁業でサンマが獲れる地域が日本近海に限定されるため、サンマを食べる習慣があるのは日本とロシアのサハリンとカムチャツカ半島周辺に限られていたが、近年は中国などでも和食ブームでサンマを出す日本食レストランが増え、人気が高まってる。ロシアでは焼いた物にスメタナをつけたり、生の切り身をマリネにするなどして食べる。

 

●関連事項
・落語「目黒のさんま」 :江戸の殿様(ときに徳川将軍の場合あり)と大衆魚のサンマを絡めた創作譚。


・『秋刀魚の歌』 :佐藤春夫


明石家さんま :サンマの名を持つ日本人コメディアン。実家が水産加工業を営んでいたことから命名された。


秋刀魚の味:『秋刀魚の味』(さんまのあじ)は、1962年に松竹が製作・配給した日本映画。小津安二郎監督の遺作でもある>

 

☆彡土用の間日(どようのまび)
土用の間日(どようのまび)は、土用の期間の中で特別に設けられた日。土用中は忌む、土を動かす作業をしても問題ないとされた。

 

●成立
土用は、土公神という土の神が支配する期間とされたため、動土、穴掘りなどが忌み嫌われていた。しかし、一般の仕事に支障が出るために、間日(まび)が設けられる。この間日には、土公神は文殊菩薩に招かれて天上に行くので、地上にはいなくなるという。

 

●それぞれの土用の間日
季節ごとの土用について、十二支の日で決まっている。
春:巳・午・酉
夏:卯・辰・申
秋:未・酉・亥
冬:卯・巳・寅

 

●民俗風習
夏の土用に入った3日目を土用三郎といって、この日の天候でその年の豊凶を占った。

このころは1年でもっとも暑いときなので、土用干しといって衣服や書物などの虫干しをする。また土用の丑(うし)の日に丑湯といって薬湯に入ったり、夏負けしないためウナギの蒲(かば)焼きやどじょう汁を食べる風習がある。中国地方では、牛の祇園(ぎおん)といって牛を引いて行って海に入れる。また薬草は、夏の土用にとったものがとくに薬効があると、昔からいわれている。

 岡山県の各村では、夏の悪疫を退散させるために土用祈祷(きとう)を行う例がある。土用念仏ともいって大数珠(じゅず)を繰り回して念仏を唱える。同県高梁(たかはし)市備中(びっちゅう)町西山地区では、土用入りの日に家内安全と虫送りの祈祷のため、寺から僧がきて道中念仏を唱えて家々を回り、『般若心経(はんにゃしんぎょう)』を読誦(とくじゅ)するという。

11月5日は縁結びの日 良縁の結ばれ方の時間と場所と作法とは?

11月5日は縁結びの日 

○縁結びの日
古くから縁結びの地として知られる出雲路。その出雲地方では神在月と呼ばれる旧暦の10月(新暦11月頃)、全国から神々が出雲に集まり、結婚、恋愛、健康などさまざまな縁について会議が行われるとされる。人々の良いご縁が結ばれる日をと、島根県松江市の「神話の国・縁結び観光協会」が制定。日付は11と5で「いいご縁」と読む語呂合わせから。

出雲大社縁結び:出雲大社の縁結びの由来は、日本の国づくりをした八百万の神様たちが出雲大社に集まり、人々の縁組みについて相談していたことが由来とされている。縁結びの神様である大国主大神を祀っているため、男女の縁だけでなく家族・友人・仕事仲間などの全ての良縁のご加護がある。また、出雲大社の縁結びのお守りである「縁結びの糸」には、「出会いが増える」「恋人ができる」「結婚できる」などのご利益がある。 

 

☆効果的良縁の結ばれ方の時間と場所と作法とは


●お参りはいつ行くのがよい? 神社には午前中


縁結びの神参りお作法

「縁結び神社に行きたいけれど、一体いつ行けばよいの?」
「ゆっくり寝てから、夕方に行こうかな?」
など考えておられる方も多いのではないでしょうか。

神社にお参りに行く時は、午前中の気も同時に取り込むと、運気上昇の効果がさらにあるといわれています。
午前中は、太陽が上ってくるとともに「気」が上昇してくるといわれています。

一方午後は午前と違い、「気」も太陽と同じように下降していくので、真剣なお願いごとをするなら、神社には午前中に行くようにしましょう。

★神社・仏閣


●神社でのお作法
縁結びの神参りお作法

神社の霊域を区切るのは、鳥居です。

現在は、鳥居はひとつだけの神社も多いですが、格式の高い神社や、いまだ神域を広く保っていられる神社では、三つの鳥居がある場合もあります。

その場合、一番お社に近い鳥居を一の鳥居といい、外へ向けて二の鳥居、三の鳥居といいます。鳥居をくぐる際は、軽く一例をするのが良いようです。神さまのお家である神社の、鳥居はいわば門扉のようなものですから、「失礼します」という気持ちを込めてくぐると良い、ということでしょう。

神さまのいらっしゃる本殿や、拝む場所である拝殿までは参道が続いています。この参道はど真ん中を歩いてはいけないそうです。真ん中は神さまがお通りになるそうなので、ちょっと端の方を歩くと良いそうです。

参道の入り口近くには手水舎(ちょうずや/てみずや)があるでしょう。ここでは、お参りの前に、口と手を清めます。まず、右手に柄杓(ひしゃく)を持って左手を清め、柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。次に、左手に水を溜め、その水を口へ含んですすぎます。残った水で柄杓を清め、流します。これを一すくいの水で行ないます。

拝殿前へ進んだら、お賽銭を入れます。鈴がある場合は鳴らすと良いでしょう。そして、二礼二拍手して手を合わせ、神さまへのご挨拶とお願いごとをしましょう。神さまが、十月に出雲で会議にかけてくださるときに、誰のお願いごとだったのかお困りにならないように、自分の名前を申し上げるのも忘れずに。終わったら、一礼をしましょう。


●神社の正しい参拝の仕方?

縁結び祈願のためにせっかく参拝に訪れた神社で、
参道の中央を堂々と歩いたり、
手水の時にひしゃくに口をつけて水を飲んでしまったり、
タブーを犯してしまってはご利益も減ってしまうというもの。
 
せっかくパワーをもらいに行くのですから、最低限のマナーを守ってお参りしたいもの。「参拝マナーなんてわかってるよ!」という方も今一度念のため確認しておきましょう。

参拝の基本マナー
神社を参拝する時のマナーがわからなくなったら、目上の人の家を訪問する時にどうすべきかを考えると自ずから答えが出てきます。

身だしなみを整える、玄関を入る時に一礼する、部屋の中央を偉そうに歩かない、大声で談笑しない、など共通するものがありますよ。

身を清め清潔な服装で!
シャワーを浴びたり、身だしなみを整えたりして、すっきりした装い、気持ちで訪問しましょう。
鳥居の前で一礼。参道・境内の中央を歩かない!

鳥居の前で左右どちらかに寄り一礼を!帰りにも一礼するのがマナーです。また、参道や境内の中央は神様の通り道なので邪魔にならないよう、端に寄って歩きましょう。一緒に訪問した人と大声で話しながら歩くのも避けましょう。

手水は左手→右手→左手の順番で

手水舎の前に着いたら軽く一礼し、手を清めましょう。手を清めるのは、柄杓(ひしゃく)を右手に持ち左手を清め、持ち替えて右手を清め、さらにもう一度左手を清めるのが正式な手順です。
 
そして、左手の手のひらに水をため、口をすすぎます。水を出すときは手で隠し、すすいだ後は左手に水をかけ清めます。最後に柄杓の柄の部分をきれいに洗い清めて、元の場所に戻し、軽く一礼しましょう。
 
手水のマナーで一番大事なのは、柄杓に直接口をつけないことです。後から使う人にとって不衛生だからです。また、手水を飲んではいけません。清めの水なので、静かに吐き出すのが正しいマナーです。
お賽銭は投げないで!

よく、お賽銭を賽銭箱に投げ入れている人がいますが、お賽銭は本来神様への献上物であり、昔は現金の代わりに、稲穂や米を捧げていたもの。従って、投げるのは間違いで、賽銭箱にそっと入れるのが正しい作法です。
 
また、鈴を鳴らす場合は、力を入れ過ぎず適度なボリュームで鳴らすようにしましょう。鈴を鳴らす意味は、神様を呼ぶためではなく、音を浴びて自分の邪気を払うためです。そのため、自分に聞こえる程度の音で十分なのです。

参拝は「二礼」「二拍手」「一礼」が基本!

参拝の手順は、深いお辞儀を2回行い(二礼)→拍手を2回打ち(二拍手)→心の中で感謝の気持ちを伝え、お願いをします→最後に深いお辞儀を1回行う(一礼)のが通常です。ただし、島根県出雲大社大分県宇佐神宮では二拝四拍手一礼とされていることに注意しましょう。
 
参拝の注意点は、(1)礼は90度腰を折り曲げる、(2)礼の時目をつぶらない、(3)拍手は胸の高さでうつ、などがありますが、一番大事なのは、拍手は右手を少し下にずらして行う、ということ。二度指先をずらした拍手の後で指先を合わせるのです。そして、指先が合った一瞬に祈願を込めるのです。
 
拍手で手をずらす意味は、その時点では神様と自分が一体となっていないということ。拍手を2回行い、指先を合わせることで、やっと一体化しお願いすることができるようになるのです。

●お寺(仏閣)でのお作法
縁結びの神参りお作法

仏閣の霊域を区切るのは、山門です。

山門が無い場合は、仏閣の入り口に「○○山○○寺」といわば表札のように記してあるでしょうから、そこで一礼します。仏さまのお家へ入らせていただくという気持ちで向かいましょう、ということだと思います。

お堂へ入るときは合掌して右足から、出るときは合掌して左足から、が良いそうです。そして、仏閣では、左側通行が原則だそうです。

水場で口と手を清めます。まず、右手に柄杓(ひしゃく)を持って左手を清め、柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。次に、左手に水を溜め、その水を口へ含んですすぎます。残った水で柄杓を清め、流します。これを一すくいの水で行ないます。

蝋燭(ろうそく)は燭台(しょくだい)の上の段から、線香は香炉の真ん中から立てると良いようです。後からお参りをされる方が火傷をしないための配慮です。この際に、種火以外のもらい火はしない方が良いようです。

お念珠(お数珠)を持っている場合は、手に懸けます。お経を唱えられれば唱えると良いでしょう。お経を知らなくても、仏さまへお参りする心があれば大丈夫です。合掌して、自己紹介とお願いごとを申し上げましょう。

おすすめの三大縁結び神社といえば
出雲大社(島根)と気多大社(石川)と貴船神社(京都)ですね。


出雲大社(島根)
日本一強力といわれる縁結びの神、大国主神(おおくにぬしのかみ)をまつる。社殿を飾る巨大注連縄(しめなわ)が有名。縁結び守りやグッズも充実。お土産店にも「結び」をテーマにしたお土産が満載。

気多大社(石川)
万葉集にも詠まれた歴史ある神社。神門・拝殿・本殿などのほとんどが重要文化財に指定されている。御利益は「縁結び」。縁結び祈願のハートの絵馬の人気が高い。

貴船神社(京都)
丑の刻参りが有名になってしまったが、本来は縁結びの神様。結社の後ろにある桂の木に願文を書いた「結び文」を結ぶと恋が叶うといわれている。

以上の神社に行けない方はほかにも沢山ありますので是非お近くの神社・仏閣・パワースポットでご利益を賜ってください。

 

★全国の縁結び神社一覧

●首都圏の10社寺
明治神宮
日枝神社
氷川神社
芝大神宮
神田神社神田明神
今戸神社
大宮八幡宮
東京大神宮
出雲大社東京分祠
氷川神社

●関東地方の15社寺
大國魂神社
鶴岡八幡宮
九頭龍神社本宮
江島神社
長谷寺
氷川神社
玉前神社
手児奈霊神堂
筑波山神社
鹿島神宮
大杉神社
日光二荒山神社
森友瀧尾神社
冠稲荷神社
高崎神社

●関西圏の20社寺
貴船神社
賀茂御祖神社下鴨神社
野宮神社
大原野神社
八坂神社
地主神社
六波羅蜜寺
華厳寺鈴虫寺
頂法寺(六角堂)
大神神社
談山神社
春日大社
露天神社(お初天神
信太森葛葉稲荷神社
水間寺
健部大社
豊満神社
生田神社
熊野速玉大社
紀三井寺

●全国各地の10社寺
卯子酉神社
白山比咩神社
北向観音
富士山本宮浅間大社
伊豆山神社
恋の水神社
結神社
伊勢神宮
出雲大社
八重垣神社

このほかにもたくさんありますのでお近くの神社・仏閣、パワースポットをご利用ください。

※付録 北海道・東北編
■北海道
 
西野神社
札幌市営東西線発寒南駅」から[西42]西野平和線平和の滝入口行き25分、「平和1条3丁目」下車
 
浦幌神社(乳神神社)
JR根室本線「浦幌駅」下車、徒歩12分


青森県
 
出雲大社弘前分院 


秋田県
 
三皇熊野神社
JR羽越本線羽後牛島駅」下車


岩手県

卯子酉神社
JR釜石線「遠野駅」下車、徒歩30分(自転車7分)
 
盛岡八幡宮
JR東北本線盛岡駅」から「茶畑行」バス15分「八幡宮前」下車すぐ
 
巽山稲荷神社
JR八戸線久慈駅」下車、徒歩5分

 

宮城県
 
二柱神社
仙台市南北線「八乙女駅」下車
 
西方寺(定義如来
JR「仙台駅」西口から、バスで90分「定義行き」終点「定義」下車、徒歩5分
 
大満寺
仙台市南北線愛宕橋駅」下車、徒歩10分
 
津島神社
 
 
御崎神社
JR大船渡線気仙沼駅」から徒歩10分、「宮城交通バス気仙沼案内所」からバス50分「御崎」下車
 
吉岡八幡神社
JR「仙台駅」から吉岡行きバス60分「吉岡上町」下車、徒歩5分


山形県
 
猿羽根山地蔵尊
JR奥羽本線「舟形駅」から、徒歩20分
 
若松寺(若松観音)
JR奥羽本線天童駅」から車で15分
 
金峯神社
JR羽越本線鶴岡駅」から庄交モール発バス「金峯登山口」下車、徒歩20分

大日坊
JR羽越線鶴岡駅」から湯殿山行きバスで48分「大網」下車、徒歩30分

亀岡文殊
JR奥羽本線「高畠駅」からタクシーで7分
 
宮内熊野大社
山形鉄道フラワー長井線宮内駅」下車、徒歩10分
 
英照院
JR奥羽本線新庄駅」から車で7分

 


福島県
 
河東町(縁むすびの町)
JR磐越西線「広田駅」下車
 
南湖神社
JR東北本線新白河駅」前より、JRバス棚倉ゆき「南湖公園」下車、徒歩10分
 
橋場のばんば
会津鉄道会津高原尾瀬口駅」から会津バス檜枝岐・沼山峠行きで1時間10分「ますや前」下車、徒歩2分

 

 

「秋寂し、南部風鈴鳴りにけり」

先日本屋の帰りにカウベルのついた喫茶店に入ってみた。

可愛い女の子に「ネスカフエブレンドをくれる?」と突っ込みを入れてみた。

「お客様、もっとおいしいブレンドコーヒーがありますけど」とうまい受け答えなので

「それ頂戴」と言って頼んでみた。普通なら「そんなものおいてませんけど」といってもおかしくないはずである。

ここには私のような変なおじさんが時々来るのかもしれない。

 

それからおもむろに、本を開いて何気なくBGMを聞いていた。

流れてくるのはビリーヴォーンの「波路はるかに♪~」やパーシーフェイスの「夏の日の恋♪~」、Frank Chacksfield フランク・チャックスフィールド の「引き潮♪~」等ばかりである。いい曲ばかりではある。

でもね♪~夏バージョンばかりなんです。

 

外は枯葉舞い、 街ゆく人々はコートすら着ている人もいるくらいなのである。

今はもう秋♪~誰もいない海♪~

そこで筆者は思う、

ヴィヴァルディの「秋」、ベートーベンの「月光ソナタ」とはいかないまでもイヴ・モンタンの「枯葉♪~」やヘンリー・マンシーニムーン・リバー」、エディット・ピアフの「バラ色の人生」、レイモン・ルフェーヴルの「シバの女王」、などをさりげなくかけたらコーヒーはもっとおいしいのにと思う。

周りには子供連れファミリーやアベック、女の子同士、サラリーマン、おしゃべり好きのオバタさん達などがいる。

全員を満足させるのは無理かなと思ったりもする。

季節は足音を立てながら秋から冬へと向かっている。今頃山では紅葉が美しいだろうと想像してみる。

しばらくして体が温まったころ、席を立ち、雑踏の中を家路へ急ぐ。新世界の家路♪~

 

家に戻り、部屋の空気を入れ替えていたら、なにやら風に吹かれていい音色。

チリリン♪~

「秋寂し、南部風鈴鳴りにけり」(お題は「秋の風鈴」)

と捻ってみた。【管理人=メタボ招き猫の最新作】

なんだ吾輩も時代に取り残された季節外れの仙人であっのだ。

 

 ※ヴィヴァルディの「四季」はアーヨ版またはカルミレッリ版がお勧めです。

ヴィヴァルディ/協奏曲集「四季」

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  • アーティスト: アーヨ(フェリックス),ビバルディ,イ・ムジチ合奏団
  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1991/06/25
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ヴィヴァルディ:四季

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  • アーティスト: イ・ムジチ合奏団,ヴィヴァルディ,カルミレッリ(ピーナ)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2009/05/06
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 チョン・キョンファの「四季」の演奏も素晴らしい。

ヴィヴァルディ:四季

ヴィヴァルディ:四季